ペットロスがもたらした私の使命・訪問ペット火葬に生きる
ペットメモリアル熊本は、これまで多くのご家族様とご縁を紡いできました。
ペットちゃんとの別れをきっかけに、ペットロスになる方は少なくありません。
自分の半身が欠けたような感覚。大きく深い虚無感……。大事なペットちゃんを失った悲しみは、到底計り知れるものではないでしょう。
私が訪問ペット火葬をはじめたのも、実は自分自身のペットロスがきっかけでした。
目次
ペットロスがもたらした私の使命
飼っていたワンちゃんへの後悔。それが、私がペット火葬業をはじめたきっかけでした。
かつて私は、自宅で犬を飼っていました。ゴールドの毛並みの、アメリカンコッカスパニエルです。人懐こくすぐにぺろぺろ舐めるので、「ペロ」と名付けました。
でも、好きだから飼っていたというわけではありません。「好きではないが嫌いでもない」という表現が最適でしょうか。いるならいるでいいけれど、いなくても別に……と、中途半端な気持ちを持ち続けていました。
一緒にいても楽しいと思えなかったので、ワンちゃんの気持ちを考えることも、コミュニケーションを取ることもしません。散歩につれていく人がいなければ、私が連れていくくらい。どちらかというと、私にとってペロは面倒な存在でした。
ペロは、立派な番犬でした。「この家をぼくが守らなければ」という使命感があるのか、知らない人の匂いには吠えて知らせ、郵便配達員さんが来たときには玄関を飛び出して追いかけることもありました。
「誰かに怪我をさせたら大変なことになる」
家族で話し合った末、庭に柵を設置しました。その柵の扉を閉めるのは、いつも私です。「忙しいのに、毎日毎日……」私は、ペロと関わることにうんざりしていました。
私は数年前、体の具合が悪く、頻繁に通院していました。体が思うように動かない、でも仕事を休むわけにはいかない……。体も心も、どんどんボロボロになっていきました。まさに、人生のどん底だったと思っています。
ペロも歳を取り、目も耳も悪くなってきました。次第に歩くことも難しくなってきて、家族の誰もが「そろそろか……」と別れを覚悟し始めた時期でもありました。
しかしペロは、いつでも私の側に来てくれるのです。
うつむき暗い表情を見せる私に、よろよろと近寄ってきて、そっと寄り添ってくれました。その姿は、「大丈夫だよ、ぼくがついているから」と言ってくれているようでした。立ち上がることも、歩くこともつらいはずなのに。たいした愛情もかけてあげていないのに。
私はこのとき、はじめてペロの優しさに気がつきました。しかし、気づくのが遅すぎました。
ある朝、彼は眠るように天国へ行きました。
眠るように穏やかな表情を見て、私は涙が止まらなくなりました。
ペロはたくさんの愛情をくれたのに、私はほとんど返してあげられなかった。すべてを「面倒」のひと言で片付けてしまった。年老いても側にいてくれる彼を、私も同じように支えようとしなかった……。
ペロは、幸せだったのだろうか?
激しい後悔が襲い、私は自分を責め続けました。
もっとわかり合えることができたはずだ。もっとしてあげられることがあったはずだ。ペロはもうこの世にいないけれど、今からでもペロのためにできることがあるのではないか……。
ペットロスに苦しみながら毎日模索して、たどり着いたのがペット火葬業でした。
ご家族様と、大切なペットちゃんとの別れ。ご家族様のつらいお気持ちに寄り添いながら、最後の瞬間を彩れたらと思ったのです。
私は動物火葬ディレクターとして、今日まで1200件以上の火葬に立ち会わせていただきました。やさしいご家族様との出会いを通して、どのペットちゃんたちにも、ご家族様との深いストーリーや固く結ばれた絆があると感じています。
「ペロ、今私はペット火葬の仕事をしているよ。少しでも君とつながれているかな。いつまでも天国で見守っていてね」
私は毎日、空に向かってそう話しかけています。
ペロには、息子がいます。
その子もペロと同じように、郵便配達員さんが来ると勢いよく外へ飛び出していきます。そんなとき、私はいつもペロの面影を感じます。「しっかり家を守るんだよ」と、きっとペロが空から教えているのでしょうね。
今、かつてペロに使っていた柵は撤去して、人工芝のドックランをつくりました。小さいですが、自由に走り回りながら、彼なりの犬生を謳歌してくれればと思います。
ペロが遺してくれた、大事な息子。ペロのお嫁さんの名前「マリン」と組み合わせて、「ペリン」と名付けました。
「この家に来てよかった」「この家族と出会えてよかった」
そう思ってもらえるよう、私はペリンに精一杯の愛情を注いでいきます。
ペットロスに苦しむご家族様へ
「昨日まで元気だったのに」という突然の別れ。
「介護が必要なほど老化していた」という覚悟の別れ。
どの別れをとっても、いざ動かなくなったペットちゃんを目の当たりにしたとき、頭が真っ白になりますよね。私のように、「生きている間にもっとこうしてあげればよかった」と自責の念に駆られ、重いペットロスになる方も多いでしょう。
ご家族様によっては、火葬からかなり時間が経って「立ち直れない」と連絡をくださる方もいます。家族の一員がいなくなったのですから、そう簡単に割り切れるものではありませんよね。
苦しさや悲しみは、あなたがペットちゃんに注いだ愛情の証です。
つらいお気持ちは、どうぞ私にお話しください。
ご家族様が少しでも救われるように、微力ながら、精一杯のお手伝いをさせていただきます。
ペットメモリアル熊本がご提案するのは、さまざまな「お別れの形」です。
火葬の日時、ご希望の場所など、遠慮なくお聞かせください。
ご家族様からの「ありがとう」の言葉を胸に、ペットちゃんは安らかに旅立っていくでしょう。
ペットメモリアル熊本の特徴
ペットメモリアル熊本のコンセプトは、「想いに寄り添う」。
ペットロスを経験した私だからこそ、大切なペットちゃんを失ったご家族様のお気持ちが痛いほどわかります。
涙に暮れていても、苦しみに押しつぶされそうでも、最後は「ありがとう」の言葉で送り出してあげてください。
ペットメモリアル熊本は、ご家族様の想いに寄り添い、最高の形でのお見送りをさせていただきます。
24時間対応
ペットメモリアル熊本は、24時間対応しています。
「早朝でも大丈夫?」「家族全員が揃うのが夜間になりそう」など、ご希望があれば遠慮なくお聞かせください。
電話、LINE、ホームページのお問合せフォームなど、ご都合の良い方法でご連絡いただければと思います。
移動火葬車のこだわり
移動火葬車の内側には祭壇があり、お花をたくさん飾っています。
やわらかな香りに包まれたペットちゃんは、きっと穏やかに旅立てるでしょう。
なお外観は、あえて「無地」にしております。
社名や電話番号を記載しないことで、ご家族様や近隣へ配慮しています。
お別れの場所を選べる
ペットメモリアル熊本では、移動火葬車での火葬をおこなっています。
そのため、お別れの場所は自由に選択可能です。
ご自宅前はもちろん、ペットちゃんが好きだった場所、いつもの公園など、お好きな場所をご指定ください。
バッテリーとインバーターを持参するので、電源は一切お借りしません。
移動火葬車ならではの自立した「お見送り」は、多くのご家族様に喜ばれています。
近隣への配慮
「自宅前で火葬したいけれど、近所迷惑にならないか心配」というお声を耳にすることがあります。
確かに発電機を使用すると、どうしても音の発生は避けられません。
ペットメモリアル熊本の移動火葬車は、発電機ではなくバッテリーとインバーターで稼働します。騒音の発生はもちろん、煙やにおいもほとんど無いので、住宅街にお住まいの方でもご安心ください。
一部始終の立会いが可能
ペットメモリアル熊本では、火葬の一部始終にお立会いいただけます。
最後のお別れからお骨上げまで、お時間が許す限り、ぜひペットちゃんの側にいてあげてください。
お骨上げはご自宅で
火葬が終わったら、トレイにお骨を集めます。
このお骨はご自宅にお持ちするので、家の中でお骨上げをしていただくことが可能です。
まとめ
ペットメモリアル熊本は、移動火葬車での訪問ペット火葬をおこなっています。
ご家族様のお気持ちに寄り添いながら、ペットちゃんとの最後の時間を穏やかに彩らせていただきます。
ペットちゃんを失った直後は、特に悲しみが大きいものです。
ペットロスを経験した私には、ご家族様のお気持ちが痛いほどわかります。
どのようなことでも、遠慮なくお問合せください。
ペットメモリアル熊本は、ご家族様とペットちゃんを結ぶ懸け橋として、真心を込めた「お見送り」をさせていただきます。